飲食店の社員の離婚率が高い4つの理由とは?

飲食店の社員の離婚率が高い4つの理由

飲食店の社員の離婚率は正直高い。

なぜなのか?

離婚率が高い職業としてよく言われるのが、医者や弁護士などの専門性の高い職業。

高度な専門技術を要する事から過度のストレスにさらされ、夫婦生活がうまくいかなくなってしまうパターン。特に男性では離婚率の多い職業の筆頭。

しかし医者や弁護士なんて周りにそうそういない。あまり身近な話しではありません。

とりわけ特別高度な技術を要する訳でもない飲食業。男女共に離婚率の高い職業の筆頭がなんといってもサービス業と言われます。その中でも飲食店は特に際立って高い。

旦那が飲食社員で奥さんがサービス業を全く経験したことのない土日休みの職種なんかだと、かなりのズレが生じるのでしょう。

飲食店の離婚率が高い4つの理由を細かく紹介します!

目次

一緒にいる時間が休日しかなくて離婚

これは普通のサラリーマン勤務の方からは想像がつきにくいかもしれませんね。

飲食社員だと普通一日に13~16時間ぐらい拘束される。そのため、自分が寝ている時に奥さんが出勤してしまい、自分が帰宅すると奥さんは寝ている。

こんな事はざらにある。

とにかくコミュニケーションをとる時間が全くない。ただ同じ屋根の下に生活しているだけ。

奥さんは子供に「お父さんいつもどこにいるの?」と言われる始末。

仮に奥さんが専業主婦で、家にずっといるとしても朝や夜中のちょっとした時間だけしか一緒にいる時間がない。日々の出来事をちょちょっと会話する程度で終わり。

旦那さんが深夜勤務の飲食店に勤めていたりすると、日中に寝ているため気遣って昼間に掃除機を回せなかったりする。

それこそまともに過ごせる時間が休日しかないが、休日も休日で体は疲れきっているためほとんど家でゴロゴロして過ごしてしまう。

どこか休みに遠出しようにも休日が不定期なためなかなか予定が経てられずお互いストレスが溜まっていく。

どんどんすれ違いが生じてきて離婚。よくあるパターンです。

配偶者との職業に差があり過ぎて離婚

奥さんが専業主婦ならまだいい方かもしれない。

最悪なのが自分が飲食社員で配偶者(相手)が週末休みの一般的な企業に勤めているパターン。

これだと平日はおろか休日も全く顔を合わせられなくなってくる。

極端な話し、見ているのはお互いの寝顔だけ。

飲食業の場合、繁忙する週末は基本的には休日が取りにくい。そのため土日、祝日は普通働いている。方や一方の相方は土日休み。

また週末が休みの企業に勤めている人って、年末年始、お盆、ゴールデンウィーク、ここらへんもカレンダー通りに休日の人が多い。

しかし残念ながら飲食業では上記の期間はいずれも繁忙期。繁忙しなくても人手が足りなくなるシーズンなので社員は駆り出されるのが普通。

自分は全て仕事なのに、相手方は全て連休。休みが全く合わない

  • ゴールデンウィークには家族旅行にも行けない
  • お盆にはご先祖のお墓参りにも行けない
  • 年末年始に両親に挨拶にも行けない

こんな事が通年を通して繰り返される。

そりゃ離婚したくなるわな。

価値観がズレてきて離婚

あまりにも相手に合う時間が少ないと価値観がどんどんずれてきます。

特に出会ってすぐに結婚した人に多いパターン。

結婚する前は、お互い一緒に過ごせる時間がすくないけど何とか頑張ろうと息まいているが、実際に結婚生活が始まるとそうもいかなくなる。

子供の面倒は全部奥さんが見なきゃいけない。年単位で一緒に過ごせる時間がないと後々になって精神的に堪えてくる。

旦那は仕事でストレスを抱え、奥さんは家族で過ごせる時間がない事にストレスを抱えてくる。いわゆるズレが生じてくる。

「俺はいつも仕事で疲れてんだ!子供の面倒まで見てられるか!」

「忙しいのは分かるけどたまには家族とも向き合って欲しい!」

こんな感情が衝突し、解決できないままお互いどんどん深いミゾを作っていってしまう。

そのうちあまりにもミゾが深まってくると、

「なんでそんなに長時間働いているのに給料こんな少ないの?」

こんな暴言を奥さんに吐かれるようになる。

これはもう致命的ですね。自分は好き好んで長時間働いているわけではないのに、おまけに安月給のことまで指摘される。

飲食社員としてはプライドも人生も否定されたような最悪の瞬間です。離婚することしか考えられなくなる。

お互いが飲食などのサービス業で離婚

じゃあこのパターンはどうだろう?

お互いがお互いどんな職業なのかよく理解している。これなら細かい状況まで理解が及び離婚は防げるのではないか?

確かにお互いを信じて信頼しあった夫婦であれば、一番良い形なのかもしれない。

しかし中にはお互いが多忙過ぎて浮気に走る人もいる。

「来週は休み無しだ、すまん」

とか言っておきながら、アルバイトの女子大生とデート。こんな話しも良く聞く。

以前見てきた職場では店長の休日前には、お店にいつも不審な車が停まっている。込み入って古参のアルバイトに事情を伺っていくと、その車の主は店長の不倫相手とのこと。

お相手は他店舗のアルバイト。

忙しいのを言い訳に、この店長は不倫をしていたのです。

上記は男性の例ですが、結局自分の結婚相手と同じような人間が職場に沢山いるため、色々な悩みの相談などがスムーズにし易い。

それが異性であれば、深い悩みの相談を持ちかけていくうちに男女の関係にまで発展していってしまう。

中にはこんな悲劇な離婚をした人もいた

お互いがフリーターだったが、万を持して結婚。フリーターという世間体を払拭するためにも旦那は飲食業で正社員に。奥さんはパチンコ店でフリーターのまま。

晴れて新婚生活がスタート。まさに幸せの絶頂です。

結婚式もお互いが両親の援助を経て、豪華に横浜で挙式を上げてました。

社員ミーティングの席でも、

「私〇〇は、この度晴れて結婚致しました。」

などと意気揚々と語っていました。

ところが、挙式を上げて2週間で奥さんの浮気が発覚。

詳しい事情は聞くわけにもいかなかったので何とも分かりませんが、この社員その後離婚し、会社も退職していきました。

風の噂では、挙式のお金などを巡って家族ぐるみでの大騒動に発展してったとか・・・。

これはまさにお互いがサービス業、飲食業であったが故に招いた悲劇。

結局は本人の努力次第でしょうが、長時間労働の飲食店ではお互いのコミュニケーションをとる時間も少ないため離婚に至るケースは多いのでしょう。

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