14連勤が限度!?厳しい連勤をした行末に待つもの・・・

連続勤務

飲食店の社員にはつきものの連勤。

お盆休みやゴールデンウィーク、年末年始などの書き入れ時には、繁忙状態にも関わらずバイトが帰省したり旅行にいったりするので一層の人手不足になる。

リリューアルオープンなんかで体制が整わないと、店長・料理長の中には丸々3ヶ月で一日も休みが全く無いなんていう人もいます。

個人差もありますが、普通の人間は14連勤、2週間勤務が限度でこれ以上無理すると体に異変をきたす可能性がかなりある。

一日の拘束時間が長い飲食社員ならかなりしんどい。

連勤連勤が当たり前の飲食店ですが、こんな過酷で厳しい連勤の行末にはどんな未来が待っているのでしょうか?

目次

そもそも14連勤もしていいのか?

労働法では一日の労働時間が8時間と定められています。一週間だと40時間です。

なので細かいことは抜きにすると、法律上は一日の労働時間が2,8時間であれば14連勤は可能な事になります。

経験者なら当然お分かりと思いますが、飲食業で一日3時間以内の労働で収まるなんてアルバイトでも不可能です。

そのため飲食店では当たり前のように法律なんぞ踏み倒されて、普通に一日13時間×14日間という過酷な業務が遂行されます。

建前は違法でも、飲食全体の風潮や社内の空気感もあって、結構みんな頑張っちゃうのが現実ですね。

代休は無いのが普通

よくよく考えてみると14連勤て一日休みが削られています。一週間に1回の休日を取るとした時。

一時的な繁忙期で社員全体が連勤になっている場合だと、連勤後にお店が正月休みに入ったりしてその後に一斉に連休が取れたりする。

しかし急な欠員や、周りが新人だらけだったりした場合、多くの飲食店では14連勤によって削られた貴重な一日の休日は補われない事が多い。

14連勤もしたからその後5連休。こんな話しは全く無いのが飲食店です!

そのため14連勤後に一日休んで、そこから再び果てしない連勤の旅に再出発。

こんな話もよく耳にする。

14連勤一日休み、21連勤。

こんな店長も飲食業では普通に存在しています。

稀に公休を買い取ってくれて手当が付く会社もあるが、それは珍しい。

むしろそんなお店は恵まれているぐらいじゃ?

連勤し過ぎると体に異変が出る

もしかしたら20代のウチはこういった14連勤なり何連勤なりにも無理がきくのかもしれない。

若さと良い意味での無知という武器で乗り越えちゃうから。

しかし30代にもなってくると、昔体力があったという人でもそうはいかない。

連勤が体に堪えてくるのです。

よく聞く連勤で起きる症状
  • 体に謎の蕁麻疹(じんましん)ができる
  • 口内炎が異常にできる
  • 体は疲れているのに眠れなくなる

といった症状。口内炎は疲労の証拠なんていうぐらいですから、典型的な連勤後の症状といえるでしょう。

「体は疲れているのに眠れない」といった症状はストレスで自律神経が病んできている可能性があります。

日中普通に過ごしているのに、なんだか車酔いしたような不快感がつきまとったり、頭から下半身にかけてサーッと血の気が引くような感じに不意に襲われる。

こんな感覚がある人は連勤による疲れから自律神経が弱まっているかもです。

連勤の乗り越え方はあるのか?

まずもって大前提として14連勤といった状態が維持されている事がおかしいと認識しましょう。

しかも一日13~15時間も拘束されているのに。

なので連勤を乗り越える以前に、まずその状況が改善可能なのか?ここを考えるべきです。

上司なり経営者に相談して、改善できるのかゆっくり話しあうべきです。

そこで万が一にも、

「14連勤はお前だけの話しではない!」とか「やっているうちに耐性ができる」

こんな事を上層部が言ってくるようなら

迷わずその会社を退職して下さい。

我慢して続けていてもいずれ体を壊すのは目に見えています。

もし、今の自分の置かれている状況がおかしいと感じるなら外部の人間に相談するのも一手。同じような境遇に悩まされている社員同士に相談しても建設的な意見は貰えない事は明白です。

その為、外部の人間でかつ、今の自分の状況を客観的に判断してくれる人なら最高です。

飲食業を辞めたけりゃ転職エージェントを使わなきゃ無理!転職エージェントをこういった相談窓口に使ってみるのも一つの方法ですね。

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もし短期的な連勤を乗り越えなければならないのなら

そうは言っても一時的な連勤に直面していて、とりあえずはそれを乗り越えなければならない。

そんな飲食社員もいるでしょう。

連勤に対する応急処置
  • 栄養のある食事をしっかりと取る
  • 飲酒は控える
  • 適度に仕事のペースを落とす
  • 連勤後に連休を取れる体制を整えておく

こんな対応の仕方が挙げられます。

毎日しっかりとした食事で栄養を取るのはもちろんなのですが、飲酒も控えるようにします。

14連勤などで疲れてくるとストレス発散のために、ついつい酒を飲みたくなるものです。

しかし飲酒はストレスを軽減する効果がある一方で、自律神経を弱める作用もあります。

特に飲食店勤務者のような長時間労働だと、飲酒をしてそのまますぐに寝るというパターンがほとんど。そうすると内蔵にも負担がかかるし、下手すりゃ次の日まで酒が残ってしまうなんて事にもなりかねない。

そうならないためにも飲酒は避けておくべきでしょう。

また連勤で体が疲れているのに異常に睡眠が浅くなる。14連勤もしているのに、疲れているのに眠れない・・・。そんな人は不規則な生活で体にストレスがかかっている可能性が高い。

休息成分を取って安眠しやすい体を作る事も大切。

ちなみに余談ですが、私も睡眠が不規則になりがちな体質でしたが、同僚に紹介されたこちらのサプリメントを服用しながらなんとか連勤に耐え忍んでいました。

仕事のペースを適度に落とすといった力加減も重要です。毎日が全力投球なんてやっていたら、とてもじゃないが保ちません。

疲れを感じない程度に自分のペースを下げ、疲労を分散させるような意識を持つといいです。

そして14連勤が終わったら、その先にあるものを必ず用意しておくと頑張る力が湧きやすいでしょう。

人間誰しも出口の見えないトンネルを突き進むのは精神的にもキツイですからね。

最後に

飲食社員の中には、今だに自分が連勤している事を勲章のように自慢している人もいます。

確かに連勤をしていると、「沢山働いているので謎の充実感」を感じる人もいるのでしょうね。

ですがこれはゆくゆく考えていくと、単に会社に洗脳されいいように使いまわされているにすぎない。

その証拠に飲食業界では、こんな連勤体制についていけず退職していく人は後を絶ちません。

他業種と比較しても離職率が極まって高い事がその事実を如実に証明しています。

私自身もそうでしたし、結局無理をしても体が持たないのが現状だと客観視する姿勢が重要だと痛感します。

連勤で身につくのは忍耐力です。

ですが忍耐力は飲食業界にいなくても身につきます。

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