飲食店で働いていて多いと感じるのがこの社畜です。
- 会社や上司から命令が出ているわけではないのに自ら休日出勤する人
- 仕事は終わってるのに自主的に残業する人
- 仕込み量が多いからといって率先して早出する人
- スキルを高めると称して休日に会社紹介のセミナーに行く人
これらの人間って全員社畜と考えます。
社畜(しゃちく)とは、主に日本で、勤めている会社に飼い慣らされてしまい自分の意思と良心を放棄し奴隷(家畜)と化したサラリーマンの状態を揶揄したものである。「会社+家畜」から来た造語で、「会社人間」や「企業戦士」などよりも、皮肉が強く込められている言葉である。(※参照ウィキペディア)
引用元:ウィキペディア
とあります。
もしかしたら彼らの意識の中には社畜という概念はなく、普通に業務を円滑に遂行するためにやっている当たり前の行為なのかもしれません。
しかし私に言わせればその感覚がすでにどっぷりと社畜化してしまっている感覚です。
飲食店で社畜になることの危険性を解説し、そうなる前に取るべき行動を紹介します。
飲食店社畜って?
アルバイトが急に欠勤。本来は休日なのにも関わらず、午後から出勤してくる。
建前は上長から状況の報告を受けただけだが、結果的に自主的に出勤してくるという体裁になる。こんな事は飲食業ではよくある出来事だが、まさに飲食店社畜の体質が育まれてきている事を示している。
売上を維持するため、お店を運営するためには仕方のない責務。飲食店の社畜の中にはこんな人もいる。
売上を上げるために営業時間を伸ばす社畜
毎週、定期的な社員ミーティングで罵声のように叱咤激励の言葉が上司経営陣や社長から浴びせられる。
「今月は何%の売上UPを目指すぞ!」
「客数を上げるための工夫を考えろ!」
などの言葉が飛び交い、ついつい飲食店を辞めたいという気持ちに駆られるが、真面目な社畜ほど何とかして売上を上げねばと奮起してしまう。
経験も浅い店長がやってしまいがちな行動で、売上を上げるために営業時間を伸ばすという行為。要はお店の早開け、遅閉め。
通常であれば17時オープンのところを15時にお店を開ける。閉店も然りで24時閉店のところを可能な限りお店を開け続ける。
「売上を上げるためには仕方ない!」
こんな感じで頑張ってしまう社畜。建前はもちろん自主的にやっている行為。
当然だが2時間前倒しでオープンとなると、2時間前倒しで出勤することになる。もちろん真面目な社畜店長はそこに人件費を使うなんてことは考えない。自分自身が体を張って頑張る。閉店も同じく、客がお店に来店する限りギリギリまで案内する。
24時閉店のお店として、ラストオーダーも23時30分で終了しているのに23時50分に来店した団体客5名を案内する。
「お店は24時で閉店なんですけど、すぐには閉めないので大丈夫ですよ。」
「料理は最初のオーダーで終了ですが、ドリンクだけはOKです。」
こんな感じで客数を伸ばすために自分の労働時間をかえりみずに来店した客を入れ、売上UPに貢献する懸命な社畜。
アルバイトスタッフは終電であがっていくため、店内は店長と社員の2人だけ。お客さんは多数。
最終的に自分がお店をあがるのが夜中の3時。
タクシーで帰宅。
次の日も2時間の早出。売上を上げるために。
「こういった地道な努力が大切なんだ!」
人生で何よりも大切な事と思い、泥のように眠りにつく飲食店社畜・・・。
社畜化することの危険性
飲食店で働いていて社畜になることで一番の危険性(デメリット)は、思考が著しく偏る事です。
売上、売上の飲食店だと上司やオーナー社長の考え方の根底には、
売上>社員
こういった図式が確実にある。言葉には出さないけどね。そのためミーティングや日々の店舗オペレーションでも、
店舗営業がメイン(売上)>片付けは後回し(社員の帰宅)
こんな気風の考え方、思考法をするような教育が社畜リーダーからなされる。
そのため、
「店舗営業も分かるが、少ない時間の中で効率良く閉店作業を行い無駄に残業せずに仕事を終えるのも大切な能力の1つじゃ?」
こういった考え方は全て排除されます。
むしろガシガシ閉店作業を行っていると、お前はお客を見ていない!などと一喝されるなんて事も。
社畜リーダーが、「無駄に残業する=お客様をよく見て営業に集中する」などと巧みに言葉を変換させて考え方を落としこんでくるのでマインドの弱い人は傾倒していってしまう。周りも同じような社畜郡の集まりなので似たり寄ったりの思考法しかできない。
しかし本質を考えればよく分かること。
- 一体なんの為にやっているのか?
- 貴重なもち時間を労働に投資することが目的なのか?
意外なほどにこの部分に目を伏せる人は多い。というよりもこういった事を考える暇もないぐらい仕事に拘束されるので、「一体なぜ俺はこんな事をやっているのか?」という疑問すら抱けない。
飲食店はどこもこうなんだ。
こう思ってしまい自分を社畜とも感じていない。
社畜化しないための裏技
社畜を避ける最善の方法は、全く別の思考に触れる機会を可能な限り増やす。これにつきます。
飲食業に従事していない友人と接触する、様々なジャンルの本を多読する。
こういった事ももちろん重要ですが、実リアル店舗だけでの仕事だけでの生活を送っている限りなかなか社畜思考が脱却しきれません。
要は収入の柱が一本しかない状態だと、会社に依存するため弱い立場に立たされ、おかしいと思える事が疑問視できなくなります。
それを打破するには複数のキャシュポイントを作り上げ、収入の柱を作り上げる。これです。
副業をやるのです。インターネットを使って。
インターネットを使用した副業って、平たく言えば個人事業主です。色々な事をミクロな世界なりに考えなければなりません。そのため会社の言いなりになっている社畜とは全く正反対の思考法が身につきます。
副業を始めるとリアルビジネスの思考がいかにおかしいか気付きますし、 違った視点で物事を捉えられるようにもなります。特に飲食業ではね。
そうすると色々な角度から客観視できる目線ができるので、その姿勢が意外な形でリアルビジネスで生きるなんて事もあります。
しかも副業で稼げちゃったら儲けモンだしね。
社畜することのメリットって全く何も無いです。収入の柱を作る意味でも、全く異なった思考法を身につける意味でもネットを使った副業はお勧めです。